飲食店や店舗との音環境の関わり

音環境によって飲食店や店舗の売り上げも変わる!?
飲食店や店舗との音環境の関わりについて

まず大前提として音環境によって飲食店や店舗の売り上げが変わったという実証実験をした訳ではないので、必ず売り上げが上がりますという内容ではありません。しかし、音環境という観点から見た、飲食店や店舗にいるお客様への影響を鑑みて考察しております。

1.飲食店での音環境

飲食店というのは食べ物の種類、場所など多岐に渡って数多くの場所で営まれております。その中には音環境を配慮する必要のない場所もあれば、もっと音環境を考えていればお客様にとって居心地の良い空間に変わる場所もあります。

前者であればフードコートなど開放的な空間です。基本的に食べるだけのスペースであり、食べ終わったら移動してしまうので、そこで長時間いることはまず無い空間となります。また色々な人がひっきりなしに行きかうので、落ち着いた空間にもなりません。

では次に後者と言えばカフェやオシャレなレストランなどが考えられます。このような飲食店はお客様自体が休憩や会話を目的としたり、美味しいものをゆっくりと食べたいなど、飲食以外の目的も含まれてきます。

では音環境が悪いカフェやオシャレなレストランではどのような影響がお客様に出ているのでしょうか。例えばカフェで店内に過度な反響音が残っている場合ではどうでしょう。目の前に座っている相手の会話も聞き取り難く、カフェにいるのにも関わらず、居酒屋のガヤガヤした空間にでもいるようなとても居心地の良い空間とは言えません。美味しいものをゆっくりと食べたいレストランで厨房の音や食器の音、歩く靴音などが過度に響いてしまってはゆっくりと落ち着いて食べたいのが台無しです。

ある程度高級なレストランでは音環境の配慮から床は靴音がしないようにカーペットが敷かれ、お客様の席も比較的離れて配置してあるところが多いのは音環境の配慮からなるものと考えられます。

とは言え、普通のカフェやレストランで音環境を重視できるほどの環境を整えるのは難しいのは事実です。しかし、高級レストラン並みの対策をしなくても吸音する素材を壁面に設置するなどコストをかけずにできる対策もあるのです。

そのような対策をすることによって店内の音環境が改善され、居心地の良い空間となれば集客にも影響がでるのではないでしょうか。

最も単純な聞き方ですが、騒がしい店内で食事をしたいか、落ち着いた店内で食事がしたいか、皆さんはどちらですか?

2.店舗での音環境

店舗と言ってもあまりにも種類が多すぎるので、イメージし易くするためにアパレル系の店舗と仮に位置づけをしてみます。アパレル系の店舗と言ったらまず店内には何かしらの音楽が流れています。最近流行の曲なのか、それとも販売している服からイメージされる曲なのか様々あります。しかもけっこうな大音量で流しているところも少なくない。ショッピングモールになると各々の店舗が様々な曲を大音量で流しているのでそれだけで音環境が悪いなと感じます。

ではその音環境の悪さはお客様にどのような影響を与えているのでしょうか。

人間は意識していなくても耳から情報を得ています。例えば自分のお気に入りの服を探している最中でも周りからの音を聞きとっています。無意識でも人間の耳は音を聞き分け、それが自分にとって不快なものであればストレスを感じているのです。

誰しもストレスを感じる空間には長時間いたくない、それはとても自然なことです。

店舗にとって音環境でお客様にストレスを与えているというのは、その店舗内にお客様を長く留めたいという店舗側の思惑と全く逆の効果をもたらしているかもしれません。結果、お客様が長く留まる店舗(音環境が良い空間)と長く留まらない店舗(音環境が悪い空間)で売り上げに差が出てくるのは必然ではないでしょうか。

もっと言いますと、ショッピングモール全体で音に関しての配慮や音響デザインが統一できれば、ショッピングモール全体がお客様にとって居心地の良い空間と変わるのではないでしょうか。

導入前に吸音パネル
設置の効果が分かる!