保育園・幼稚園の音環境改善について

保育園や幼稚園を中心とした教育現場での音環境改善への対策が求められています。音環境が悪いと園児の発育に悪影響を及ぼしたり、保育士のストレスの元凶となります。当問題の解決のために、当社の製品(アコースティック・ミュートボード)がどのような役割を担うのかについて、解説させていただきます。

音環境改善の必要性

保育園・幼稚園の室内は音でいっぱい

下記のように、教育現場では様々な音が溢れかえっています。一般的な保育園・幼稚園の騒音レベルは80db(騒がしい街頭)~最大100db(地下鉄の車内)の音量が発生していると言われ、大きな悪影響を及ぼしています。

保育園・幼稚園の室内は音でいっぱい

聴覚への悪影響

過度な騒音・反響音は聴覚へ悪影響を与えると言われており、具体的には下記のような問題を引き起こします。

①室内の騒音や過度な反響音が園児や保育士の耳の負担となる

  • 園 児-常態的に騒音や反響音にさらされ、難聴予備群に
  • 保育士-騒音にさらされノイローゼ(ストレス)に

②反響音によって声が聞き取りにくい環境に
=保育活動に支障がでる

アコースティック・ミュートボード

落ち着いた音環境の効果

室内を落ち着いた音環境にすると下記のような様々なメリットがあります。

  1. 園児達や保育士の耳への負担の軽減→保育士の音ストレス緩和によって離職率低下
  2. 会話の明瞭度の向上→保育士の指示が伝わり易くなる
  3. 集中力の向上→注意力が散漫にならず物事に取り組める
  4. 近隣への騒音対策→室内の反響音が早く減衰する事により、音漏れも少なくなる

これにより、園児にも保育士にも快適な保育環境を提供することができるのです。

様々なメディアも警鐘を鳴らす

子供の音環境に注意(2016年7月5日 日本経済新聞夕刊より)

教育環境の注意喚起は多方面から叫ばれています。
2016年7月5日の日本経済新聞夕刊に掲載された記事では、教育現場における騒音レベルの日本と海外比較を例に、日本は音環境対策が世界的に遅れていることを指摘しています。
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO04418720U6A700C1NZBP00

その他にも、様々な大学・研究機関が論文などで注意喚起と吸音材を使用した対策の推奨の声が挙がっています。

子どもたちと保育者の深刻な音環境を改善する(seadas)

待機児童問題の解決のために狭いスペースを使った施設が増えていますが、子どもたちと保育者の「音環境」という新たな問題が噴出しています。
劣悪な音環境は、子どもたちの言語発達や聴力発達への悪影響、睡眠不足による免疫力の低下などの危険性を孕んでいます。また、その環境で働く保育者への影響も見過ごせません。言葉を伝える際に大声を出すことで喉を痛める人や、難聴気味になる人もいるとのこと。
この現状に対して、明治大学理工学部の上野佳奈子教授は、建築音響学の立場からアプローチしています。「吸音材」の開発支援・導入促進や、音環境に関する設計ガイドラインの検討により、理想的な音環境の実現を目指しています。
seadas Webサイトより抜粋)

当社製品(アコースティック・ミュートボード)の可能性

アコースティック・ミュートボードは、機能性(吸音)と意匠性(デザイン)を併せ持った吸音材です。最大の特長は優れた機能性(吸音性)に加え、デザイン性が高いことです。特殊印刷加工も可能なので、企業ロゴ、広告などのメッセージ性を加えることも可能です。

サイズ:最大1,000×2,000mm×約5㎜
特 長:ポリエステル繊維を圧縮して固めた薄くて軽量な板状の吸音材
特殊印刷加工:吸音材の性能を落とさずに直接デザインが付与でき、画像があればなんでも印刷可能
アコースティック・ミュートボード

室内に吸音素材を増やすことで反響音のない空間を作る

アコースティック・ミュートボードを室内に設置することで、室内に反響音のない空間を作り上げます。

吸音材がない空間

反響音が残りやすい空間

→音の跳ね返りが強い

吸音材がある空間

反響音が残りやすい空間

→音の跳ね返りが弱い

保育園・幼稚園に適した吸音パネル

  1. ポリエステル素材を使用→ポリエステルなので安心・安全です
  2. 軽量で万が一、落下してもケガの心配もありません→45㎝×45㎝で約300gしかありません
  3. 安全なインクを使用→無味・無臭で舐めても安全
  4. 機能性(吸音)だけでは無く、意匠性(デザイン)が付けられる→園児達が思わず楽しくなるようなデザインが施せます
  5. 設置が簡単→大規模な工事は不要で、保育運営への影響が最小限
アコースティック・ミュートボード

教育現場での導入事例

教育現場での導入事例をご紹介します。教室内は過度に音を反響させる素材が多いですが、それに負けない吸音力を発揮し、ご満足いただいております。

保育園での音環境改善
(ぽっぽの森保育園)

ぽっぽの森保育園 詳細はこちら

保育園での音環境改善
(ひかり保育園)

ひかり保育園 詳細はこちら

幼稚園での音環境改善
(双葉幼稚園)

双葉幼稚園 詳細はこちら

保育園での音環境改善
(某保育園)

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児童発達支援事業所での音環境改善
(社会福祉法人 心結会)

某保育園 詳細はこちら

保育園での音環境改善(レイモンド花畑保育園)

レイモンド花畑保育園 詳細はこちら

保育園での音環境改善(レイモンド西橋本保育園)

レイモンド西橋本保育園 詳細はこちら

保育園での音環境改善(えがお保育園)

えがお保育園 詳細はこちら

保育室の壁にミュートパネルを設置し園児の耳への悪影響を低減

設置後 詳細はこちら
導入前に吸音パネル
設置の効果が分かる!